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2013/05/14

アウェイで一敗。2-2シリーズは振り出しへ。

SUNDAY, MAY 12, 2013 SAS@GSW サンアントニオスパーズ対ゴールデンステートウォーリアーズ


第3試合をしっかり押し切ってアウェイで白星を挙げたスパーズ。引き続きアウェイでシリーズ3勝目をかけてウォーリアーズと対戦しました。


試合の感想


  • このシリーズ通してですが、またもやボガットが1stQファウルトラブル。出場時間が制限されていました。ボガットが居ない時間帯は、かなり有利にポストからゲームを展開して点が取れていました。前半はリードを奪って折り返します。
  • ゲームが動いたのは後半でした。3rdQ開始直後からGSWがランを重ね差を徐々に詰め始めます。また、ファウルトラブルのボーガットも、4thQ頭から出続け、好ディフェンスで中々点が取れません。終了間際に同点にされOTへ。
  • OTでは一気にGSWに畳みかけられ、そのまま終了。アウェイで1敗しシリーズを2-2のタイに持ち込まれてしましました。
  • 全体的にシュートが低調でした。途中までリード出来ていたのが不思議なくらいでした。またフリースローをはずす場面が非常に目立ちました。
  • また相変わらずなんらかの理由でバックコートでマークのスイッチを行った場合、ミスマッチを突かれてパワープレーで押し切られる場面が度々あります。


Game Data

FINAL

1OT
SAS
GSW
26191722
19182324
387
1397







Highlight





負けてしまったためシリーズはタイです。ホームに帰って勝ち星を重ねたいところです。



2013/05/12

パーカー爆発で1勝、シリーズは2-1でリード

一応全試合を見ているのですが、忙しくて2試合目の記事が書けませんでした。とりあえず3試合目の感想などを書こうかと。


2試合目までに見えた課題


  • バックコートへのディフェンス。 カリー、トンプソンがとにかく止められませんでした。カリーやトンプソンが乗って来るとスパーズもグリーンやレナードにマークをスイッチして封じ込めようとするのですが、そうするとパーカーのマークがミスマッチになりそこをパワープレイで突かれてやられる場面が目立ちました。
  • シュートタッチの不調。2試合目は特にシュートタッチが不調でした。ウォーリアーズが全体的にファウルトラブル気味だったので、ファウルを貰おうと狙い過ぎている感じがしました。結果自分たちから調子を崩してしまったように見えました。


試合の感想(第3戦)


  • バックコートへのディフェンスが試合通して格段に良くなっていました。カリーに対しては、パーカー、グリーン、ジョセフが、トンプソンに対してはレナードがかなりクローズして守って、とにかくイージーな3Pは打たせないようにしていました。抜かれることもあるのですが、ゴール下のスプリッター、ダンカンのヘルプも良かったです。
  • パーカーが前半絶好調でした。とにかく打てば入る状態で前半だけで25得点。前2試合と違って守備でも貢献出来ていたため、気負いなくのびのびやっているように見えました。
  • 3rdQ後半から4thQ前半に追いつかれそうになりますが、ジノビリが奮起。苦しい時間帯をしっかりつないでくれました。
  • ボーガットがまたもファウルトラブル。ボーガットが居ない時間帯には、ダンカン、スプリッターディアウ、レナードがポストプレイをすることでインサイドで活躍できます。ペイントを突いて勝負出来ると言うのは次戦に向けて好材料かもしれません。
  • 外のシュートタッチは未だに来ないと言ったところです。相手がゾーンを組んだ時は外が入るとゾーンアタックが非常に楽になります。ワイドオープンをしっかり決めていってほしいところです。

Game Data


FINAL

SAS
GSW
32252223102
2325212392







Highlight





2戦目までは、ディフェンスでの対応で非常に苦労していました。ある程度ですが対策をしっかり出来て、アウェイで一勝出来たのは非常に大きいと思います。このシリーズでは初めて、スパーズがイニシアティブをとって試合を勧められたと思います。


2013/05/08

ジノビリはやっぱりジノビリだった。

SCF 第一戦 GSW@SAS ゴールデンステイトウォーリアーズ対サンアントニオスパーズ


SCFの第一戦目はホームにGSWを迎えての試合でした。シリーズのホームコートアドバンテージを活かすために勝っておきたい試合でした。しかしアウェイでの勝利が欲しいのはウォーリアーズも同じ、第一戦から熱戦となりました。


試合の感想



  • 全体的にシュートが低調でした。パーカーはトンプソンにマークされ思うように動けていない状況が続きました。
  • カリーへのディフェンスは前半は良かったと思います。バックコートプレイヤー同士のスクリーンの場合はトラップ、センタープレイヤーのスクリーンの場合はショウディフェンスを使い分けて、しっかりと抑えているように見えました。前半で10TOを相手から引き出しています。
  • カリーへのディフェンスの代償としてボガットやトンプソンにやられていました。トラップを上手く引きつけて捌かれるとローテーションが間に合わない場面も多かったです。
  • 前半はそれでもウォーリアーズもこちらに付き合ってくれたため点差は離れず、10点差以内のビハインドで行ったり来たりを繰り返していました。
  • 3rdQに入るとカリーが爆発。何を打っても入る状態に。スパーズもマークを変えてみたり、ダブルチームを仕掛けてみたりと試行錯誤していましたが、あざ笑うかのように3Pとドライブを決められました。シューターは乗せると本当に怖い。
  • 4thQダンカンが体調不良のため、ロッカーに下がりました。数日前から胃炎で練習を休んだりしていたという情報がありました。この試合も体調万全で臨めなかったようです。試合通して動きが精彩を欠いていたように思います。
  • しかし、パーカーのマークをしていたトンプソンが退場するとパーカーを中心に猛追を開始、残り4分16点のビハインドから一気に差を詰めていきました。ディフェンスではレナードがカリーをマーク、ウォーリアーズがTOを連発したこともあり、ラスト21秒、グリーンの3Pで同点でOTへ。
  • OTで良い活躍をしたのは復帰したディアウでした。ボガットがゴール下から出てこないことを利用しミドルや3Pを確実に沈めてしました。
  • ファーストOTでも決着はつかず、ダブルOTに突入。残り40秒ジノビリがいきなりおかしな位置からスリーを打って戦犯になりかけますが、最後の残り3.9秒のセットで3Pを決め逆転に成功。ラスト1秒を残したジャックのシュートは外れそのまま勝利となりました。


Game Data



FINAL

2OT
GSW
SAS
28253914
25243126
912127
914129






Boxscore - Warriors at Spurs - May 6, 2013 - Game Preview, Play by Play, Scores and Recap on NBA.com

Highlight




第2戦のホームも取って、有利な状態でアウェイに乗り込みたいところです。



2013/05/07

カンファレンスセミファイナル

スパーズのカンファレンスセミファイナルの相手はゴールデンステートウォーリアーズとなりました。3位のデンバーナゲッツをアップセットして上がってきた非常に勢いのあるチームです。初戦は本日行われます。初戦個人的に注目してみたい点をまとめてみようかと思います。


1.スパーズの怪我人


ボリスディアウが1ヶ月戦列を離れていましたが、復帰となるようです。1ヶ月の休養明けなのでどれくらい出来るか分からないですが。
ディアゴスプリッターは足首の捻挫から復帰できるかどうか微妙なところです。復帰出来れば久々に全員がそろった状態で試合に臨めます。


2.スパーズオフェンス


オフェンスで注目してみたい所は、ウォーリアーズのゾーンをしっかり崩せるか、と言うのを初戦では注目して見てみようかと。
デンバーナゲッツ線ではとくに3-2のゾーンが非常に有効に機能していた試合がありました。高い位置のターンオーバーや楽にディフェンスリバウンドを与えると、機動力のあるウォーリアーズバックコートにファーストブレイクのチャンスを与えてしまいます。また、ファーストブレイクを防いでも、セカンダリーブレイクでボガットにペイント内で得点されたり、イージーな3Pを打たれ、決められると相手を乗せる事になってしまいます。
しっかりゾーンアタックを行って、走られない状況を作っていって欲しい所です。

もちろんゾーンディフェンスを使ってこない可能性もあるのですが。


3.スパーズディフェンス


まず、上で書いた部分と共通する部分ですが、走られないようにすることでしょうか。走られてショットクロックの早い段階でワイドオープンをポンポン打たれると、怖いシューター達を乗せてしまう事になります。バックを早くする、オフェンスリバウンドにしっかり絡む等して、セットで攻めさせる事が出来るかどうかに注目したいと思います。



2013/05/01

レイカーズのPlaybook ~ツインタワーのハイ&ロー~

前回スパーズのディフェンスについての記事を書いたところ、結構な数のアクセスがあり驚いています。

人に見せる事を意識して書いたとは言い難く、見苦しい部分も有り申し訳なく思っています。
また、バスケの経験は全くの素人と言うわけではないので基本的な事は分かりますが、高度な戦術等については専門家ではないので分からない部分も多いです。
間違っている部分やおかしな点があったら、突っ込んで頂けると嬉しいです。

さて、シリーズは終わりましたが今回はスパーズが苦しめられたレイカーズのオフェンスについて書こうと思います。


ハワードは怖いフィニッシャー


前回長々と書いたスパーズのローポストディフェンスですが、簡潔に書くと

  1. ポストへのヘルプは2線(ワンパスアウェイ)かつストロングサイドの一番近いバックコートプレイヤー
  2. ポストにボールが入ったら、ポストのディフェンスはベースライン側へのディレクションを切る
  3. もう一方のポストのディフェンスはパスコースをディナイ
  4. 3線(ツーパスアウェイ)のディフェンスはヘルプスタンス。パスアウトされた時場合によってはローテーションでヘルプに
  5. ハワードがシュート体勢に入ったらすぐに多人数で囲み、ファウルしてフリースローを打たせる
となると思います。これによって、単純にポストへボールフィードすることを起点としたプレイを潰し、ハワードがオフェンスの起点と成り難くなっていました。
オフェンスの起点になり難くなってしまったハワードですが、良い形でボールがはいれば最後のシュートを決めるフィニッシャーとしての怖さがあります。今回はハワードに良い形でボールを渡せたプレイについて書いてみようかと思います。ガソルがハイポストでボールを受けハワードにアシストするプレイです。


ピック&ロールを使ってフリーを作る


例によってNBA Game Timeの総集編でプレイを通しての映像が見られます。


Game2
3rdQ [LAL 54-63] Howard Alley Oop Dunk Shot: Made (14 PTS) Assist: Gasol (4 AST)

先ずはこのプレイからです。

1.

ハワードとのピック&ロールによってドライブしたナッシュですが上手く守られたため、ヘルプサイドのブレイクへキックアウトを試みます。(①)
キックアウトに対しグリーンはシュートを防ぐためにマークしているブレイクに詰めます。(②)
ハワードはボールサイドのポジションを取るため逆サイドのポストでポジションを取ろうとしますが、ダンカンがフルフロントでディナイし、これを守ります。(③)


2

パスアウトを受けたブレイクに対してガソルがスクリーンをかけピック&ロールの形を作ります。(①)
ブレイクはガソルのピックを使い大きくヘルプサイド側にドライブを仕掛けグリーンを置き去りにします。(②)
スクリーンをグリーンがファイトオーバーする間、スプリッターがショウディフェンスで対応します。(③④)
スプリッターのマークが一瞬外れたガソルはアーリーリリース気味にハイポストに向かってロールします。(⑤)


3

ハイポストにロールしたガソルに対しブレイクが素早くパスを入れます。(①)
ハイポストはガソルのシュートエリアであるためダンカンがヘルプに来ますが…。(②)


4

ゴール下でハワードがフリーになります。注目する点はピック&ロールでディフェンスを引っ張れたため、ボールサイドで2対1のアウトナンバーが出来ていることです。
ここまでくれば後はフリーのハワードにパスするだけです(①)。


5

ファウルする時間も与えずアリウープが決まります。


ピック&ポップで2対2の状況を作る


類似のプレーをもうひとつ。
Game33rdQ [LAL 48-59] Howard Layup Shot: Made (14 PTS) Assist: Gasol (7 AST)引用:NBA GAME TIME | Games: Spurs at Lakers 

1

ガソルがまずトップオブザキーのポジションでボールを受けます。そのままウィングのガウドロックへハンズオフをかけます。(①)
ここではグリーンとダンカンはスライドで上手く対応します。(②)


2


グリーンがハンズオフをスライドでくぐったため、ガソルは翻って再びグリーンにスクリーンをかけ、ガウドロックが切り込みます(①)
グリーンはこれをファイトオーバーしようとしますが、引っかかってしまったためダンカンがショウディフェンスで対応します(②③)。


3

ハワードがポストでポジションを取っておりドライブコースが空いているため、ガウドロックはさらにペイント内への侵入を試みます。(①)
このペネトレイションに対しダンカン、スプリッター、グリーンの3人の注意が向きます。(③④⑤)
3人の注意を引きつけたガウドロックは、スクリーンをかけた後トップ付近にポップしたガソルにキックアウトします。(②⑥)


4

ガソルにパスが渡ったためダンカンが素早くリカバリーします。(①)
グリーンもガウドロックにマークをリカバリーしガウドロックが逆サイドに抜けたためこれについて行きます。(②③)
先ほどガウドロックに対応するためにインサイドにスプリッターが寄ったため、ハワードはそのスペースを使って素早くポジションを取ります。(④)


5

ここにアシストパスが入ります(①)。
ここではボールサイドで2対2が出来ています。


6

後はハワードがバスケットカウントを決めるだけです。ボールが入った位置を左サイドローポストと考えると、ガウドロックが3線目(ツーパスアウェイ)に切れたため、ここでのポストへのヘルプは2線目(ワンパスアウェイ)のパーカーとなるはずですが当然間に合いません。


まとめ


以上、観戦していてこういうプレイやられたら(見と居る側としてですが)、嫌だなぁというプレイについて書いてみました。まとめると、

  1. ヘルプサイドとボールサイドをピック&ロール等で頻繁に入れ替えられるときつい
  2. ガソルにゴールに正対した状態でトリプルスレッドポジションを取る事が出来るパスが入るときつい
  3. ボールサイドにビッグマンのオーバーナンバーや2対2を作られるときつい
  4. 2線目と3線目を入れ替えられるとバックコートプレイヤーがヘルプに行くのが遅れるのできつい

こんな感じでしょうか。しかし、シリーズを通してレイカーズオフェンスはあまり流動性や連続性がなく単発のプレイに終始してしまいミスを重ねてしまいました。やはり怪我人が多数出て急造チームに近い性質上、すぐに合わせるのは難しかったのかもしれません。