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2013/04/24

サンアントニオスパーズのPlaybook ~ファーストラウンド第1戦目~

ざーっと1試合目の試合の様子を前回の記事で書いたのですが、ざっくばらんだったので一つ一つのプレイに対しても何か書こうかと。強いスパーズが戻ってきたかも知れないと思ったセットプレイについて書いてみます


OFF編 D12を自由にさせるな

レイカーズのディフェンスを考えた時、一番の脅威はゴール下に陣取るD12ことハワードでしょう。彼に縦横無尽にペイントエリアをヘルプされると、ガードが切り込み辛くなるし、インサイドプレイヤーもガソル、ハワードのダブルチームを相手にしなくてはいけなくなります。
これに対してはボナーのピック&ポップでハワードのカバー範囲を3Pラインまで広げることで上手く攻めていました。


その1 ハワードをつり出してダンカンの1on1スペースを作る。

先ずはダンカンのポストプレイの為にゴール下を開けたシーンを一つ。

先ずはパーカーがポストのダンカンにボールをフィードして、逆サイドへカット。ディフェンスを引っ張ってポストのダンカンのアイソレーションの形を作ります。
同時にポストのダンカンにボールが入った瞬間、ハワードにマークされているボナーがジノビリに対してフレアスクリーンをかけに行きます。この時点でハワードはダンカンのヘルプにいけて、且つボナーのスクリーン後の動きに対応するため、トップ側のポジションに移動します。




スクリーンをかけ終わったボナーは①のようにポップしてスポットアップします。ここでハワードはポップしたボナーに対応するため②のような、更にトップに近い位置に引っ張り出されます。ここでダンカンが、ハワードがボナー側に動いた瞬間、ベースライン側に素早くワンドリブルで切れ込みます(③)。
ハワードが居ないためサイズで劣るメッタがヘルプに来ますが…(④)。



問題なくレイアップを決める事が出来ます。先ずはボナーがポップアウトしてハワードがそれを追った場合のプレイでした。


その2 ハワードをインサイドに引っ張ってボナーをフリーにする


次はダンカンがインサイドでハワードを引っ張りボナーに外から打たせるプレイです。

先ずはパーカーがハイポストのダンカンにボールをフィードします。そのままパーカーはグリーンにスクリーンをかけてグリーンとポジションを入れ替えます。
ボールを受けたダンカンはウィークサイド側に、ジノビリとのハンズオフを行うためにドリブルで移動します(①)。ダンカンがドリブルを始めた瞬間にボナーが②の位置でジノビリにスクリーンをかけジノビリはそのままダンカンからボールを受け取るためカットします


ボナーのスクリーンと、ダンカンのハンズオフ(①)をくぐらなければいけないジェイミソンがジノビリに置き去りにされたためガソルがジノビリに対してショウディフェンスで対応します(②)。



ジェイミソンにスクリーンをかけ終わったボナーはポップしてスポットアップします。ジノビリが①の方向にガソルとジェイミソンを引っ張りながら移動すると、今度はダンカンがハンズオフロールから②のスペースでフリーになれます。これを防ぐためハワードはダンカンの方向へヘルプに行きますが…。



これを見越したようにジノビリがボナーにキックアウト。ダンカンに引っ張られていたハワードのボナーへの対応が遅れてしまい…。


レッドロケット発射で3点となりました。

こんな風に第一戦はハワードにヘルプを自由にさせないためにボナーを使っている印象がありました。パーカー、ジノビリ、ダンカンに続いてスコアを重ねたのがボナーだったのも、効果的に彼が動いていたと言う事を示していると思います。
また、その2で紹介したキックアウトからの3Pプレイは類似のプレイがパーカー→グリーンでも4thQで決まっています。こういうプレイが出始めるとSASは乗って来るのでどんどん決めていってほしい所です。


最後に

第一試合はこんな感じで勝てたのですが、レイカーズもおそらく次戦では対応してくると思います。いまいちだったシュートタッチを早めに回復してホーム2連勝といきたいところです。
DEF戦術についても、特にレナードが良いプレイをしていたので書きたかったのですが、それはまたの機会に書こうかと。







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